東洋占星術(とうようせんせいじゅつ)とは

東洋占星術(とうようせんせいじゅつ)とは

東洋占星術とは、古代から発展してきた占星術が、東洋、つまり東アジアや中国へと渡り、さらに独自の発展を遂げてきたものです。
同じ占星術を起点としていますが、西洋占星術とは異なります。
西洋占星術がインドに渡り、それが独自のインド占星術となりました。
それが東アジアや中国へと伝わり、東洋占星術の基礎になったといわれています。
西洋占星術やインド密教占星術などを取り入れ、独自に発展してきたのが東洋占星術なのです。
東洋占星術には四柱推命や九星気学など様々な占術があり、それらをまとめて東洋占星術と呼んでいます。

東洋占星術と西洋占星術も、地球上全ての存在は宇宙の中の一つであるという考え方です。
しかし、占星術が世界中に広まっていく中で、発展する地域によって、自然に対する考え方の違いから、独自の発展を遂げました。
西洋占星術では、万物を生成する要素は「火」「地」「風」「水」の4つと考えられています。
東洋占星術では、陰陽五行説を元にして「陰」と「陽」という二つの概念と、「木」「火」「土」「金」「水」の5つの要素が万物を生成していると考えられています。

また時間の概念についても、東洋と西洋では違います。
西洋占星術では、今のこの瞬間の星の配置は一度きりで、二度と同じ星回りは訪れないと考えます。
東洋では、一定のサイクルを繰り返す暦を用いており、また季節が巡ってくるという考えです。
一本の直線として時間を捉えるか、循環するものとして捉えるかという文化の違いがあります。

東洋占星術と西洋占星術は、占い方も違います。
西洋占星術はホロスコープを用いて、天体がどの位置にあったのかを計算し、天体と星座の位置関係を見て、人間や物にどういった影響を及ぼしているかを占います。
東洋占星術は天体にある星の動きを読むのではなく、人体星図という命式を、生年月日から算出して占います。
その星を元にその人の宿命や運命を見ることができるのです。

日本に存在するさまざまな占いは、東洋占星術を元にしてつくられたものです。
東洋独自の文化を取り入れながら、東洋占星術は発展してきたのです。

日本に生まれ育った方であれば、東洋の文化をふんだんに取り入れた東洋占星術がおすすめです。
東洋の風土にあった占いですので、これまで西洋占星術の結果にしっくりこなかったという人でも、自分自身のこれまでのことや未来のことを的確に占うことができます。
さまざまな種類がありますので、自分に合った占いを探してみるとよいでしょう。

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