オラクルカード



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オラクルカードとは

オラクルとは神託という意味があります。
神託とは神様のご意見をお伺いすることでその時に伝えられた言葉がオラクルとなります。
トランス状態になったシャーマンの口から出る場合もありますが、そのような環境にたどり着ける人はそう多くはありません。
大体は何か他のものを媒介として神託を受け取ることになります。
その一つの方法がオラクルカードです。

オラクルカードを含むカード占いは20世紀末頃までは神の言葉そのものを受託するものでした。
フランス、イタリアを中心にして非常に重々しい占いとなっていましたが、その後21世紀に入ってからは、人々の心の安定を望む傾向に添うようにスピリチュアルやセラピーの意味を濃くして行ったという過程があります。

カード占いの一つである「オラクルカード」の大きな特徴は、他のカードが不吉な兆候を示す「死」「病」「滅亡」などもはっきりと入っているのに対して、それらネガティブな事柄を想像するようなカードは一切入っていないということです。
スピリチュアルやセラピー系に重きを置くカードとしては当然のことかもしれませんが、人は何かに悩むときに良い方向性、良い情報に触れて自らを奮い立たせたい、という心理をもちます。
そのことをよく網羅しているこのカードが21世紀になって人々の日常に浸透していった理由もうなづけることになります。

中でも大ヒットしたのはドリーン・バーチューを代表とするエンジェルカードです。
カードは神様、エンジェル、妖精からなる45枚から50枚が一つのセットとなり、メッセージや解説などが書かれた冊子がついています。
カードを並べたりする練習も必要ありませんし、時間をとることもありません。
悩んだ時、出勤前のときにちょっと引きます。
新聞の占い欄のようなその他大勢の人々と一緒という大雑把さではなく、自分のためだけの指針を、選んだカードから受け取ることが出来ます。
占いは優しい言葉でつづられています。
まるで今日の自分を導き励ましてくれるか様に、その言葉は素直に心の中に落ちます。
温かく優しい言葉で負のエネルギーを解放してもらい、心豊かに行動できる一日を与えてもらえるオラクルカードは、つもり積もれば自分を内面からしっかりと支えてくれるものになります。

最新版のオラクルカードには例えば次のようなものが有ります。
「イシス・オラクルカード」(5000円)
オーストラリアのヒーラーで、瞑想音楽などでも有名なアラナ・フェアチャイルド氏が制作したオラクルカードです。
イラストはメルボルン在住でイラストレーターでデザイナーのジミー・マントン氏。
イシスはイスィスと呼ばれるローマ帝国で崇拝された女神です。
永遠の処女であり天上の聖母などの名前を持つ女神です。
キリスト教の隆盛により廃れていきましたが、イエスキリストの母マリア信仰の元になったとも言われています。
その女神イシスが歴史ロマン豊かに描かれています。

何かを豊かに包み込むことは女性の夢。
そうなれるように、手にとってみたいオラクルカードのひとつです。


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