思念伝達・念伝達(しねんでんたつ・ねんでんたつ)とは

思念伝達・念伝達(しねんでんたつ・ねんでんたつ)とは

思念伝達・念伝達とは、気持ちを他者に伝えるという能力です。

思念伝達の能力者は、依頼者とターゲットの仲介役を担います。
依頼者がターゲットに対して伝えたい思い、たとえば恋愛感情等を強く願い、その願いの思念を能力者はターゲットへと飛ばします。
距離や場所は関係ありません。
能力者が仲介となることで物理的な壁を越えて両者の意識を結び付け、強い思いを伝えることが可能となっています。

思念伝達能力は、もともとはテレパシーといった形で研究が行われていた超能力の一種です。
テレパシーは超能力の中でも最も研究が進んでいる能力であり、多くの科学機関や研究施設で今でも研究が続けられています。
特に研究に力を入れているのが軍事関係の研究機関で、今ほど通信技術が発達していなかった時代は軍事情報を伝える手段として大いに期待されていた能力でした。

現在では通信技術の発達とともに軍の興味は薄れているものの、能力に対する研究は続けられています。
研究内容も様変わりをしており、単に情報を他者へと伝える能力だけでなく、離れた相手の思念を読み取る能力へと研究は発展してきました。
その研究の中で発見された能力が、思念伝達・念伝達と呼ばれる能力です。

思念伝達の能力そのものは、古代からあった能力です。
この能力は神の考えに少しでも近づきたいと考える宗教家や魔術師の間で研究が進められ、あるものは未来予知という形で発展し、あるものは透視能力という形に進化しました。
思念伝達はその中でもより具体性を持った技術であり、神という大いなる存在の思念を対象にするのではなく、人間の思念や思いを伝える技術へと磨かれていったのです。

思念伝達が特徴的なのは、能力者が直接思念を読み取らずに依頼者とターゲットの仲介役に徹することにあります。
一般的に知られた魔術や占いなどは、能力を行使する能力者が直接結果を受け取るものですが、思念伝達の場合はあくまで仲介役に徹します。

手紙を届ける郵便配達のように思念を飛ばすのが能力者の役割であり、術が成功するかどうかは能力者の実力に加えて依頼者の念の強さに大きく依存します。

ただし、現在では直接的に術者の思念を飛ばす種類の思念伝達が主流となっています。
意中の相手を振り向かせる、といったたぐいのおまじないも思念伝達の一種といえるでしょう。
直接的に思念を飛ばす方法ではなくても、自分の願いや思いを他者に届けるたぐいのものは思念伝達の一種です。

思念伝達・念伝達は、正しく使えば話しにくい内容を他人に伝えたいときなどに活用出来る技術ですが、恨みやねたみといった思念を贈ってしまうと他者に危険を及ぼしかねない技術です。

一歩間違えば大きな問題が発生してしまうので、決して害を及ぼすような思念を伝達してはいけません。

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